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ありのままのあなたで

ありのままのあなたで…

「あなたは、あなたのままでいいんです。どうぞ、ありのままのあなたでいてください。」
そんなメッセージをあなたに伝えたくて、
本屋さんをぶらついていたら、ある日、とっても素敵な絵本に出会いました。

 

 

 

 

「いいこって どんなこ?」
 ジーン・モデシット文 ロビン・スポワート絵 もきかずこ訳 (冨山房 刊行)

 

「ねえ、おかあさん、いい子って、どんな子?」
 うさぎのバニーぼうやが、たずねました。

 

「ぜったい、なかないのが いい子なの?」
「ぼく、泣かないように したほうがいい?」

 

おかあさんは こたえました。
「ないたって いいのよ。
 でもね、バニーがないていると、なんだか おかあさんまで、かなしくなるわ」

 

「じゃあ、いい子って つよいこのこと?」
「なんにも こわがらない つよい子に なってほしい?」
「まあ、バニーったら。こわいものが ない人なんて いるかしら」

 

「おこりんぼは いい子じゃないよね。
 ぷんぷん おこっているぼくなんか、おかあさん きらいでしょ?」
「とんでもない。ぷんぷん おこっているときも
 にこにこ わらっているときも おかあさんは バニーがだいすきよ」

 

「でも、ぼくが ばかなことばっかりしていると、おかあさん いやになっちゃうよね」
「どんなに おばかさんでも、バニーは おかあさんの たからもの」
「びっくりするような おばかさんでも?」
「どんなに あきれるほどの おばかさんでもよ」

 

「それじゃ、ぼくが もっと かわいいこなら おかあさん、うれしかった?」
「まさか!」
おかあさんは くびを ふりました。
「バニーは いまのまんまで いいの」

 

ちいさな バニーは、だまって、しばらく かんがえました。
「じゃあ、おかあさんは ぼくが どんなこ だったら いちばん うれしい?」

 

おかあさんは、にっこり わらって こたえました。
「バニーは、バニーらしく していてくれるのが いちばんよ。だって おかあさんは、いまの バニーが だいすきなんですもの」

 

 

 

私はこの本を読んだ時、思わず泣きそうになってしまいました。
自分に自信を失いかけた時、ぜひ手にとって読んでみたい本です。

 

上の絵本は、いいこってどんなこ? という本です。
実際に手にとって、絵を見ながらお読みいただくと、感動も倍増!です。
皆さんも、よろしかったらどうぞ。(竹内成彦)

 

その他、 「異人たちとの夏」 という映画でも、「あなたは、ありのままのあなたでいい」というメッセージを受け取ることが出来るのではないかと思います。特に、「自分は、アダルトチャイルドではないか」と思われている方には、ぜひ観て欲しい映画です。私は、主人公の男性が、物語の終わり近くで、両親からメッセージをもらうシーンでは、涙が止まりませんでした。映画を見て泣くことなど、滅多にない私ですが、この映画だけは別で、外へ出てからも歩きながらずっと泣いてしまいました。

 

 

心の金曜日


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