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こんな精神科医は嫌だ。

こんな精神科医は嫌だ。

精神科医の選び方、こんな精神科医は嫌だ、賢い患者になるために、いい精神科医の見分け方

 

 

こんな精神科医は嫌だ! (精神科医の選び方)

 

世の中には、残念ながら、いい精神科医・悪い精神科医がいます。
このページでは、「こんな精神科医は嫌だ」と題して、精神科医の選び方の参考になることを書き記したいと思います。宜しければ、併せて、こんなカウンセラーは嫌だもお読みくだされば幸いです。

 

① 話を聞かない。
話を聞こうとしない…、意外に多いです。話をしっかり聞かなければ、適切な治療など出来る筈がありません。

 

② 患者を見ない。
ちらと見るだけで、後は、自分のノートやパソコンばかりを見ているのです。患者の様子は、医師にとっては、特に精神科医にとっては、非常に大切な情報です。見なくていいわけがありません。

 

③ 処方した薬の説明をしない。
忙しいのはわかります。けれど、多くの患者さんは、薬を飲むことに対し抵抗感を持っているものです。患者さんの不安を低減させるためにも、医師は、どんな薬なのか? を、副作用を含めて、説明しなければなりません。

 

④ 初診なのに、2種類も3種類も同じ薬を出す。
抗鬱薬と抗不安薬と整腸剤、という3種類ならわかります。じゃなくて、抗鬱薬が3種類とか抗不安薬が3種類と、最初から出すのは、明らかに変です。これじゃあ、どの薬が効いて、どの薬の副作用が激しいのかが、わかりません。たぶん、こういう医者は、お金儲けにしか興味がないのでしょう。

 

⑤ 何か訴える度に薬を増やそうとする。
薬を変えようとか見直そうとか減らそうとかはしないのです。何か、訴える度に薬を増やそうとするので、「調子が悪い」などとは、怖くて言えません。だんだん、薬の副作用で症状が悪くなっていってしまい、これでは治るものも治りません。

 

⑥ 質問すると不機嫌になる。
たとえば、薬のこと等を尋ねたりすると、面倒くさがったり怒ったりするのです。「副作用がある」と訴えただけで、「文句を言われた、自分が非難された」と感じる人格未熟な医師もいます。

 

⑦ 薬以外の治療法に対して、全く無知。
薬物治療は、心の病を治す治療法のひとつです。医師は、薬物治療を中心にやっていて、他の治療をしないことが多いのですが、全然知らないということでは困ります。ましてや、他の治療法を頭から否定するようでは話になりません。

 

⑧ 誤診する。
うつ病患者を診ることが多いからでしょうか? 躁うつ病患者をうつ病と誤診してしまう医師は少なくありません。また、精神病と神経症の違いについて、心身症については、「よく知らない」という医師もいます。これでは、適切な治療・薬の投与など出来る筈がありません。
※ 一応、念のために、お断りしておきます、私は、薬 肯定派のカウンセラーです。
 
 
続いて、賢い患者になるために

 

医師は、1日に50~60人の患者を診なければなりません。
(カウンセラーである私の10倍の人数です。)
よって、1人の患者さんに割ける時間は、5分から長くても10分しかありません。
(初診では、もう少し時間を取ってくれることが多いですが…)
よって、長々と悩み事を言ったり愚痴をこぼしたりして、医師や他の患者さんの時間を奪わないようにして下さい。医師から煙たがられたり嫌われたりして損するのは、結局、あなた(患者さん)自身なのですから…。

 

医師(精神科医)の仕事は、弱った脳という臓器の機能を、正常な健康な状態に戻すことです。患者の悩み相談にのることではありません。医師が、初診の時に、患者の訴えを熱心に聞こうとするのは、基本的に「この人には、どのような薬をどのくらい処方すればいいのか?」を知るためであって、あなたに有益なアドバイスをするためではありません。そのことを勘違いしないでください。

 

「話を聞いて欲しい、悩み事に対するアドバイスが欲しい」というのであれば、別の所(例えばカウンセラー)に行くべきあり、医師には、自分の症状を出来る限り正確に伝え、自分に合った的確な薬をもらうべきです。
2回目からは、医師からもらった薬を飲んだら、自分の気分的なことも含めて、体調がどのように変化したかを、伝えましょう。それが賢いかかり方です。

 

診断書が欲しい時は、どのような用途(どこに、何のために提出する診断書なのか)で使うのかを、ハッキリ伝えましょう。じゃないと医師も困ります。

 

医師は、人生相談の先生ではありませんので、離婚するべきかどうか?のような問題については、話すべきではありません。医師も、聞かれても困ってしまうだけです。復職などの相談については、自分はまずどうしたいのかを伝えることが大切です。けれど、医師は、あなたの諸事情については、詳しく知りませんし、知ろうともしません。よって、簡単に「休んだら…」とか、「行けそうだったら行ってみては」等と言います。「相手はプロなんだから、具体的かつ的確なアドバイスがいただけるだろう」と期待することは間違っています。何度も言いますが、医師の仕事は、あなたの脳という臓器を健康な状態に戻すことなのです。

 

※ もちろん、上記のような医師ばかりではないことは、言うまでもありません。

 

それから、いきなり、最初から、大学病院の精神科医や総合病院に行くことは、待ち時間も長いですし、お勧めできません。こういう所は、個人クリニックなどで、「入院したほうがいいかも…」と判断された人が、紹介状を持って行くべき所です。大学病院の医師に、事務的に対応され、「他の、近くの病院へ行って下さい」等と言われたら、何のために行ったかわかりませんから、どうぞお気をつけください。

 

最後に…
わからないこと、困ったこと等がございましたら、どうぞ私を訪ねてください。

カウンセリングルーム「心の相談室with」室長 竹内成彦

 

 

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心の金曜日


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