病院のカウンセラー
総合病院から個人クリニックまで、医療現場で働いているカウンセラーは多く、主に精神科・小児科・心療内科などで活躍しています。精神科では、医師とのチームプレーを中心に心理テストや心理面接を行っています。小児科では、子どもの発達という視点から診断し、必要ならば子どもには遊戯療法、親にはカウンセリングを行っています。心療内科では、体に現れる症状に対して、心理的側面を重視し、ストレスに対応する自律訓練法などを用いてアプローチしています。
最近、体の病の奥に潜む「こころ」に注目している医師が増えつつあることは、時代の流れを感じさせます。また、医療システムに問題があるのか、治療に時間が十分とれず、医師も困っているのが現状です。積極的にカウンセラーを登用することで、さまざまな問題が好転する可能性もあります。
カウンセラーとしては医師や看護婦・検査技師のような公的資格がないため、身分や給与もあまり優遇されているとはいいがたい面があります。
病院でカウンセラーとして勤めるためには、臨床心理士(公的資格ではありませんが、資格の中では最も信頼を受けている資格です。臨床心理士については、日本臨床心理士会のホームページをご覧下さい。)の資格を持っているか否かを問われることが多いというのが現状です。ぜひとも、臨床心理士の資格は持っていたいものです。
カウンセラーになりたい