カウンセラーの選び方
カウンセラー選びは、非常に難しいです。
いろんな人がいろんな所でいろんなことを言っていますが、本当に難しいです。
良いカウンセラーに出会うのは、一生の伴侶に巡り合うぐらい難しいのではないかとさえ、私は思います。
この記事をお読みのあなたには、
カウンセラーを選ぶ目をしっかりと持ち、良いカウンセラーに出会って欲しいと思います。
私は過去に、「こんなカウンセラーは嫌だ」「無料のカウンセリング」という記事を書いたことがあります。何かしらカウンセラー選びの参考になるかもしれないので、宜しければ、どうぞご覧下さい。
また、私が懇意にさせて頂いている金森先生が「心理臨床家の在り方」というブログを書かれています。こちらもご覧下されば、「良いカウンセラーとは、どのようなカウンセラーなのか?」理解が深まるかと思います。
危ない(悪徳)カウンセリングルームの見分け方
いつのことだったか忘れてしまいましたが、
「良いカウンセリングルームかどうかは、電話をかけてみればわかります。電話の応対が丁寧で親切な所は、良いカウンセリングルームです。」と書いてあるホームページを見たことがあります。
これは、大いなる誤りです。
そりゃ、電話の応対は、丁寧で親切なほうがいいに決まっています。
けれど、だからと言って、そういう所が良いカウンセリングルームであるとは限りません。
たとえば、悪徳カウンセリングルームは、口コミも発生しないし、リピーターもおりませんので、電話応対に命をかけており、受話器の向こうから聞こえる声は、抜群に丁寧で親切で愛想がいいです。
彼らは、「とにかく、親切丁寧に応対して、カウンセリングルームに来室さえさせれば、こっちのもんだ。あとは脅したり透かしたりして、無理矢理にでも通うよう強要すればいいんだから…」という考えを持っております。初回に、クレジット契約で、回数チケットを買わせるカウンセリングルームも少なくありません。
私の所には、年に数回、 「あのー、カウンセリングに行こうかどうしようか迷っているんですけれど…」という電話がかかってきます。売れないカウンセラーだった頃は、20分も30分も、その方の悩みを一生懸命に聴き、カウンセリングルームに来るよう説得していたのですが、 今は、「そうですか。では決心がつきましたら、またご連絡ください。」と言って、さっさと電話を切ってしまいます。
(もちろん、受話器はそっと、静かに丁寧に置きますが…。)
私は、それほど暇じゃないし、それに頑張ってカウンセリングの予約を取ったところで、そういう方は、当日にキャンセルすることが圧倒的に多いですから、結局、時間と労力の無駄になってしまいます。
さて、悪徳カウンセリンルーム・危険なカウンセリングルームの見分け方ですが…
そういうカウンセリングルームは、とにかく電話をさせようと必死です。ホームページには大きく電話番号が書かれてあり、「お気軽にお問い合わせ下さい」と記されています。そして電話をかけたら最後、とにかく「来室するよう」説得されます。そして、心惑わすことに、電話の向こうから聞こえる声は、抜群に愛想がいいのです。当たり前です。愛想の悪い詐欺師は世の中におりませんから…。
よって、「とりあえず電話してみよう。電話して話してから、行くかどうしようか決めよう。」という考えは非常に危険です。あなたのような純粋な方は、心理のプロにかかれば簡単に騙されてしまいます。
もちろん、電話番号が大きく書かれてあり、「お気軽にお問い合わせください」と記してあるにも関わらず、良質なカウンセリングルームというものも世の中には存在しています。けれど、危ないカウンセリングルームや悪徳カウンセリングルームは、必ず、例外なく、電話をかけさせようと工夫しています。それが無料相談であることもあれば、電話番号の大きな表示ということもある…ということです。
もちろん無料相談をやっているカウンセラーが全て悪いわけでは決してないのですが、無料相談をやっているカウンセラーの中には、一部、悪いカウンセラーもいるということを、あなたは知っておいてください。
私もカウンセリング業界に19年以上いるので、いろいろ悪い噂は聞いており、たくさんの悪徳カウンセリングルームを知ってはいるのですが、さすがにこのページにその名前を書くわけにはいきません。そんなことをしたら、私のような弱小カウンセラーは、アッという間に潰されてしまいます。
最後に、
良いカウンセリングルーム、良いカウンセラーの見つけ方ですが、カウンセラーが書いた文章をよくよくお読み下さい。その中に、あなたの心を打つオリジナルの文章が書いてあれば、そのカウンセラーは良いカウンセラーであり、良いカウンセリングルームである可能性が高いです。
良いカウンセリングルームは、ホームページを隅々まで読めば、あなたの悩みが解消されてしまうぐらいの、ためになる役に立つ文章が載っているものです。
そうですね、電話番号はひっそり書いてあるぐらいがちょうどいいかもしれません。
以上、「危ないカウンセラー、悪徳カウンセラー、危険なカウンセリングルームの見分け方」というお話でした。あなたが良いカウンセラーに出会うことを、私は心からお祈りしております。
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