こんなカウンセラーは嫌だ!
世の中には、残念ながら、良いカウンセラーと、そうでないカウンセラーがいます。
このページでは、「こんなカウンセラーは嫌だ」と題して、カウンセラーの選び方の参考になることを書き記したいと思います。

上記の本は、アマゾンから購入することができます。
「薬は副作用があるから怖い。カウンセリングのほうが安心だ」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、それは少し違います。薬の副作用は、服用をやめれば、比較的短期間で治まっていきます。一方、カウンセリングの副作用は、時間やお金の損失にとどまらず、あなたの心に大きな傷跡を残したり、社会不適応を引き起こしたり、周囲との人間関係を壊してしまったりすることがあります。
それでは、早速まいりましょう。
① 話を聴かないカウンセラー
意外に多いです。 自分の知っている心理療法を使いたくて、自分の知っている知識を話したくて、それだけに夢中になり、クライアントの話を、まともに聴こうとしないのです。
② 話を聞くだけのカウンセラー
こういうカウンセラーも、意外に多いです。 質問をしても、答えてくれません。おそらく専門知識が十分でなく、アドバイスが思いつかないのだと思われます。
③ 話したくないことを、根掘り葉掘り聞いてくるカウンセラー
こういうカウンセラーも多いです。 「住所や電話番号、職業を教えていただかないと、カウンセリングできません」と言うのです。なんのために聞いているのか、よくわかりません。
④ 通うことを強要するカウンセラー
こういうカウンセラーも多く、同業者として腹立たしく思います。 「このままでは大変なことになる。通うべきだ。通わないといけない。通わないと、あなたは不幸になる」と、脅すように言うのです。困ったことです。 最初に、カウンセリングチケットを数十枚も買わせようとするカウンセラーもいます。そういうカウンセラーは、たいてい払い戻しに応じてくれません。
⑤ 意味不明の料金を請求するカウンセラー
こういうカウンセラーも多いです。 「延長料金を取るんですか? いつの間に? それなら延長する時に言ってほしかった」 「心理テストは別料金だったんですか? それならやる前に言ってほしかった」 そんな声を、実際によく耳にします。
⑥ 自分の個人的な価値観や人生観を押しつけてくるカウンセラー
そういうカウンセラーに限って、「自分は信念を持ってやっている」「壮大な理念がある」などと言います。そんなカウンセラーからカウンセリングを受けているクライアントは、本当にお気の毒です。クライアント自身のものの見方まで、歪められてしまいかねません。
⑦ クライアントと個人的な関係を持ちたがるカウンセラー
友だちが少ないのでしょうか。それとも、私生活がうまくいっていないのでしょうか。「困ったことがあったら、いつでも電話してきてください」と言われ、「親切なカウンセラーだな」と思っていたら、こちらから連絡していないのに、カウンセラーのほうから電話がかかってくることもあります。これでは、どちらがカウンセラーだかわかりません。 中には、異性のクライアントと恋愛関係になろうとしたり、体の関係を迫ったりするカウンセラーもいますが、これは言語道断です。
⑧ 人格に大きな偏りのあるカウンセラー
「そんなカウンセラーがいるのか」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にたくさんいます。 カウンセラーという仕事は、比較的簡単に「あなたが必要です」と言ってもらえる職業です。そのため、愛情に飢えた方が、この業界に惹かれてくるという側面は、否定できないように思います。
感情のコントロールがほとんどできないカウンセラー。そのことに、自分では気づいていないカウンセラー。ものの見方が著しく歪んでいるカウンセラー。私は、若いカウンセラーの指導をすることが多いので、そういう方々に、これまで何度も出会ってきました。
・「人間関係につまずいてばかりで、一般社会に適応できなかったから、この業界に入った」と、悪びれずに言うカウンセラー。
・「自分自身の心の傷がまだ癒えていないので、人の悩みを聞き続けたい。そうすれば、自分の問題から目をそらすことができる」と言うカウンセラー。
・「私は、人よりコントロール欲求が強いんですよ。その欲求を、簡単に満たせるので、この仕事をやっているんです」と言うカウンセラー。
上記のような言葉を口にする人が、すべて人格に問題を抱えているとは言いません。 私が申し上げたいのは、こうした言葉を口にする方が、実際にカウンセラーの看板を掲げ、カウンセリングを行ってしまっているという、少し恐ろしい事実です。
人格に大きな偏りのある方を、侮蔑するつもりは、まったくありません。それは、うつ病の方を侮蔑しないのと同じことです。それでも、「人格に大きな偏りのある方は、なるべく人に影響を与えにくい仕事を選ばれたほうがいい」とは、強く思っています。
自己愛の強い傾向をお持ちの方は、心理カウンセラーという職業に惹かれやすいようで、実際になっていらっしゃる方もたくさんいます。話が上手な方は、それでそれなりにやっていけてしまうところが、この業界の怖いところでもあります。診断の基準を見ていただくと、なるほど、心理カウンセラーという職業は、そうした傾向をお持ちの方にとって、魅力的に映るのかもしれないと感じます。本当に難しい問題です。
まだまだ、他にもいます
不潔なカウンセラー。雰囲気の暗いカウンセラー。やけにハイテンションなカウンセラー。すぐに怒るカウンセラー。下心のあるカウンセラー。数珠やお守りなど、何かを売りつけようとしてくるカウンセラー。前回話した内容をすっかり忘れているカウンセラー。話した内容をよそで言いふらすカウンセラー…。 書いていて、私自身も、少し気が滅入ってきました。
私は、若手(年齢のことではありません)のカウンセラーを指導することが多いのですが、「困ったなあ」と頭を抱えたくなることは、正直、少なくありません。「せめて、良識ある社会人であってほしい」と願っています。ですから、「この人は、普通の会社で、普通に働いていけるだろうか?」という目でカウンセラーを見てみると、選択を誤ることは少なくなるように思います。カウンセリングの大きな目的のひとつは、クライアントが社会に適応していけるよう、お手伝いをすることです。カウンセラー自身が社会に適応できていないようでは、本末転倒になってしまいます。
相性も、とても大切です
カウンセリングでは、カウンセラーとクライアントの相性も、とても大切な要素です。 あなたが、心から信頼できる、良いカウンセラーに出会われることを、お祈り申し上げます。
最後になりますが、この文章は、自分自身への戒めの意味も込めて書きました。 私自身、偉そうなことを言えるほど、立派なカウンセラーではありません。これからもたゆまぬ努力を重ね、理想のカウンセラーに少しでも近づけるよう、精進してまいりたいと思います。
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